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2021年8月29日日曜日

ちくま評伝シリーズ〈ポルトレ〉市川房枝: 女性解放運動から社会変革へ (ちくま評伝シリーズ“ポルトレ”)

 筑摩書房編集部 (著)


日本の民主主義を推進した女性の伝記を
読んでみたかったのでこれを読みました。

学生向けのようで
わかりやすく書かれていて読みやすかったです。

明治に生まれて
戦争時代を経て
近代日本の時代を生き抜いた女性です。
教員や新聞記者などをやり
最後には政治家となり 
社会を大きく動か方になりました。

アメリカに行って
女性参政権の重要さを肌で感じ
戦後実現させようと思った矢先
GHQに先を越されてしまいましたが
女性の地位向上の為に 奔走した人です。

平和なくして平等なく
平等なくして平和なし というのが モットーでした。

「平和」とは 見せかけの裕福さや幸福ではなく、
人間同士が互いにその価値を認めあえる 「平等」の中でこそ、実現可能なものでした。
そして 「平等」とは、真に「平和」と呼べる環境作りの中でこそ、はじめて生じえるものです。戦時下での平等など、どうやってもあり得ないのです。
彼女の求めていた 平和と平等とは、互いが互いを求め合う、コインの裏表のようなものでした。

読み終えて
今の日本に こういう方がいたら いいのにと 
切に思いました。

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