石井光太 著
アジア諸国の貧困のルポルタージュした本でした。
観光客として行っただけでは
乞食が多かったなぁとかしか思えませんですが
著者は滞在して 乞食の元締めとかにも 取材をしていました。
貧しさゆえに 乞食になった者だけではなく
貧しいのに 不発弾などによって 身体が不自由になり
乞食にならざるをえなかった人もいました。
物乞いを仕事としてとらえている人もいました。
その方が意外と割り切れるような気もしました。
マフィアが絡んでいるという事が書かれていましたが
マフィアは 乞食の子どもたちを 見張ったりするのも大変だし儲からないという事
でしたが インドでは マフィアが元締めしていました。
その元締めも 元はは孤児だったので 他に生きる場所がなく
乞食グループにかかわっていたという事です。
インドは 他の国と違って 先天的に障害を持った人というより
その後の 何かでという感じが多かったそうです。
確かにインドでは 赤ん坊を抱いている女性が物乞いをしていましたが
レンタルという事でした。
幼い子供を 誘拐して 女性たちに貸し出して 売り上げを取る。
そして 子供たちが大きくなったら 手足を切ったり いう事を聞かないと
見せしめとして 目をつぶしたりするようです。
ストリートチルドレンに 怪我をさせときながら 病院に連れて行って
治療費分 働けと働かしたり。
勝手に内臓を取って 売られたり。
信じられない事が 沢山ありました。
15年以上の本ですが
今はアジアの国はどうなっているのでしょうか?
まだまだ 苦しんでいる人が大勢いるのかしら。
こういう本は 辛いです。
何だか後時の悪い話ですね、単なる物乞いならまだしも、組織ぐるみ。それだけならまだしも子供が犠牲になっている現実・・後味の悪い話ですね。
返信削除クロさん
削除いつもコメントありがとうございます。 そうなんですよね~~
子供を食い物にする 物乞いって嫌ですよね~~