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2021年12月13日月曜日

侍女の物語 THE HANDMAID'S TALE

 マーガレット・アトウッド 著
斎藤英治 訳


近未来というのでしょうか?
普通の暮らしをしていた主人公なのに
クーデターで 政権が変わったアメリカ。
脱出を試みたが 捕まり 
娘と夫と離れ離れになってしまった。

過去の思い出と現在が交差して 書かれているので
ちょっと頭を使いながら読みました。

赤い服を着なくてはならない 主人公の立場は 子供を産む 侍女。
そして 司令官(種)と その妻。
妻は もう産めない身体だから 出産可能な 侍女を持つ。

新しい政権は 少子化対策として
偉い人(司令官とか) とかの 子供を増やすべく 
妾とかではなく 妻公認の 子宮=侍女を それぞれ持つ。

そして 必死になって 性行為をするけど
司令官はもうお年。
だけど 子供を産ませたい妻。
召使の男性と 性行為をして 産ませようとする。

主人公は 心が壊れそうになるけど
生き別れた 娘に会いたい一心で 生きている。

ラストは ハッピーエンドか バッドエンドか わからないまま
終わってしまった。

なんか 女性を産む機械のような扱いをする
この物語の 未来は 今の 日本のように 思えてしまいましたね。

この本を調べたら 映画?ドラマ化されていたようですね。
映像で見た方がわかりやすいけど 怖いですね~~~

2 件のコメント:

  1. 侍女というイメージは日本の悪しき習慣と思っていたけれど、
    外国にもやっぱり存在するのですね。それにしても愛情とか思い入れとか
    一切無視なのかな、なんか切ないですね。

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    1. コメントありがとうございます。
      そうなんですよ~~
      感情なしで 子供を作るだけという設定のお話。
      近未来の物語は ある意味とってもドライですよね。
      以前見た映画でも 子供の数を制限するために 政府が 個人にマイナンバーみたいのをつけて 管理していたり。。。
      今日本もそういう未来に向かっていきそうで ちょっと怖いです。
      作家さんって 予測できちゃいますからね。。

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