北御門二郎 著
トルストイの本を読んで
その魂にほれ込み
徴兵制を拒否した 著者の生きてきた道が書かれていました。
著者は学校で勉強をして 両親の希望通りそのまま出世街道をいくはず
だったが トルストイに出逢ってしまった。
英文科だったが トルストイの文章を味う為に
ロシア語を勉強していった。
学生時代に戦争がはじまり
日本兵の残虐な行為の写真を見て ぞっとしたが
その写真を見せた ご婦人たちは これは正しい行為だと言う。
こうしなければ 自分たちがやられてしまう。と。
クリスチャンでもあるので 聖書に書かれている言葉。
私たちすべての人間は 兄弟なので 争う事はいけない。
そんな 私たちを 戦争に駆り出す 権力者や国家が 本来の敵である。
戦争の話を聞くたびに 気分が悪くなる著者。
「戦争は・・・ 悪しき人を多く作る点において悪し」を思い出さずに
戦争に突き進む人々を馬鹿者と言っている。
トルストイの大事な点は すべての人が兄弟でありどこの国の人であろうとも
争う事はいけない事であると言っているそれらの 良い内容が ヘタな翻訳で訳されるのが辛いので 自分が 翻訳を始めたという事。
国家権力の暴力によって 徴兵され、殺人を強制されるのはおかしい。
トルストイがここまで平和主義だったのかしら、
アンナ・カレーニナや 戦争と平和を 引用していましたが 両方とも読んだけど
あまり 記憶がないのは 戦後生まれの自分だから 戦争というものに対しての
気持ちがなかったからなのかもしれません。
改めて 読んでみたいような 気もしますが
長いので いつになる事やら。。。
クロです。
返信削除トルストイってそういう人だったのですか?平和主義?意外です、知りませんでした。
まあ戦争主義者とも思わなかったけれど、結構戦争題材の作品が多いですからね。
クロさん いつもコメントありがとうございます。
削除そうそう、、、トルストイさんってどんな人だっけ??って いう感じで読みました。
有名な著書はあるけど 長い小説だし 再読は しんどそうなので。。。
戦争について書いていた内容が 記憶にありませんが 戦前に反戦的な内容を書いていたのなら ちょっとロシアとかだったら 身辺大変だったのかなあって 思っちゃいますね。。。