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2020年2月21日金曜日

証言記録 兵士たちの戦争 1

証言記録 NHK「戦争証言」プロジェクト 著

NHKで 映像を配信しているのは 気になっていましたが
どこから 見てよいものか ただ漠然と見てもなんて 思いつつ 
そのまま 手つかずでした。

が この本を見つけました。

まとめて 書かれてあるので とてもわかりやすかったです。

それにしても 本当に戦争というものはひどいと 思わされる内容でした。

戦争の終わり頃は 南方に送られたら最後。
支援なしで 本当につらかったのだと思います。

マリアナ沖など ミッドウエイ海戦などは 情報が敵にばれてしまったにもかかわらず
そのミスを言うのが 恥ずかしい?から 黙っていた。
だから 敵に全部動きがわかってしまっていた。

インパール作戦では 今まで突っ込むことだけを 求められていたのに
仲間を救い出す為に 撤去しながら 戦う。

中国などは 長い事歩かされて、挙句 また戻れとか。

フィリピンでは 武器がほとんどなく 切り込みするしかできなかった。
ここでの攻防は 本土戦にならないように ここで頑張ってもらう目的。

満州では 暗号表などを早々と焼却したが故に 敗戦を知らず
その後も戦っていた。 降伏していたら 助かる命も お互いにあったのだと思う。

こういうのを読むと
つくづく 上の人間は 兵隊の事をどう考えていたんだろう?って 思います。
ここで 突っ込んだら 絶対に死んじゃうよね。でも 上からの命令だから 行くしかないという 状況。 逃げたりしたら 上官に 殺されるし どうあがいても 死しか選択がない 状況。

ひどい話です。
食べるものがなくて 仕方なく略奪してしまった。
そして 生きて帰ってきたけど そういう罪、友を置いてきてしまった 後ろめたさ、 など 多くの苦しみと 共に 黙って 生きてきた方々が 
つらいだろうけど こうして 話してくれるのは 我々 戦争を知らない人達が
同じ過ちを繰り返さないようにと 思ってくれて 話してくれたのだと思います。

本の中で
あの作戦に意味がなかったと、無駄な作戦だったと言いたくないんですよ。言ったらもう、われわれより先に死んだ仲間はみんな無駄死にになっちゃう。そういう連中のことを「お前たちは無駄に死んだんだよ」と言えないですよね。お前は彼らを無駄に思ってるのか、というふうになっちまう。それは彼らがかわいそうです。

まさしく その通りだと思います。
私たちの為に 命をかけて 戦ってくれた方たちのおかげで
私たちがこうして 平和に暮らしていられる。
彼らの命を無駄にしないためにも
もう二度と 戦争はしてはいけないと 思う本でした。

現在7冊出ているので
のんびり 読み進めたいと思います。


2 件のコメント:

  1. 上官は精神論しかなかったのだと思います。
    普通に考えて前線への補給路、物資の補給がなければ仕事なんて出来ない。これは今の世の中も同じでしょう。
    けれど資源が無く、物資が乏しい日本があんな遠方に十分な燃料や武器や食料を補給できたのか・・
    その時点で負けていたと思うのです。

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    1. クロさん いつもコメントありがとうございます。

      そうなんですよね~~
      上官は 自分の立場しか考えてなくって やろうと思えばできるって 思い込んでいたんですね。

      補給にしても 以前のアメリカ相手なら 短期ですんじゃうだろうから 食料など 最低限でいいと思っていたりして かなり 読みが甘かったようです。 補給の船はことごとく 撃沈されてしまったので 歩兵の人達も含めて もう少し きちんと考えていてくれれば これだけの人の 命を失わずにすんだのにと 思いましたね。

      読みが甘かった時点で 負けてましたね。。。

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