荒俣宏 著
妖怪辞典のような内容かと思ったら
著者が調べた 妖怪についての
レポートような内容でした。
色々な妖怪の説明とかが沢山書かれていて
日本には結構いるもんだねぇって 思いました。
百鬼夜行絵巻のキャラクターの説明は 自分が好きな絵の一つなので
楽しく読めました。
中でも 笙の鬼は 笙だとは 気が付かなったです。
そして 笙は 鳳凰が空を飛ぶ際に発する鳴き声と同じ響きがでるように作られた楽器と言う事。そしてこの楽器は息を吸っても吐いても同じ音が出るので長く音を出し続ける事が出来るそうです。
知らなかったことだったので 勉強になりました。
妖怪の元は小さな虫だったり自然現象だったりしていますが
それらの 小さな音や現象に 気が付いた 昔の人々の敏感さには驚きですね。
自然が 身近にあったのですね。
今の世の中は 虫もあまり見ないし 自然と触れ合う事も少なくなったので
妖怪も出番がなくなっちゃっていて
ちょっぴり寂しいですね。
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