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2021年3月19日金曜日

「よい子」が人を殺す

~なぜ「家庭内殺人」「無差別殺人」が続発するのか
尾木直樹 著

ショッキングなタイトルですが
ニュースで 殺人事件などが報道された後に
ワイドショーや雑誌などで 加害者が 近所の評判の良い子供で
学校での成績も 普通あるいは上の方で 目立たないけど
不良グループにはかかわっていなかった。
という事が 結構多くなってきている現状を 
著者が分析した内容でした。

色々要因はあるようですが
学校や家などで 良い子になる事に頑張りすぎてそのストレスが溜まってしまう。
そして 良い子は 親や先生のいう事を良く聞くという=反抗しない=自立心が少ないと
いう事になる。

人を殺してしまおうと 思った時に
殺人方法など インターネットで沢山情報があふれている。
例えば 爆弾の作り方など。

良い子は 実は家庭内でも 孤立していて
時分は生きてる価値がないと思ったりして 自殺を望むが 
それもできないなら 誰かを殺せば 刑務所に行ける。あるいは 死刑になるから 
こういう行為に走ってしまう。

親が世間との交流があまりなく 歪んだ 躾をしてしまうと
子供の心を苦しめてしまって この苦しみから逃れるには
逃避ではなく 苦しみの元を なくせばいいという事で
家庭内殺人が起こる。しかし 直接の原因だけではなく 
片親が 優しくしてくれても 守ってくれていないと思うと 
その片親に対しても殺意が生まれてしまう。

今後どうしていけばいいのかというと
親は自分が大変な思いをしたから子供にはという 過度の期待を負わすのではなく
時分は子供の頃こんな事をして失敗したのだから 気を付けようとか
子供の心に寄り添っていくことが大事である。
学校の同様に いじめが目につかなかったからではなく
見えない子供の声を聞くように努力していくこと。
更に 社会も 仕事をうまくこなせない人に対して もう少し優しい対応をしていくこととか サポートとかが 厚くなれば 引きこもりとかにならずに すむのではないだろうか。

などと 提案されていました。
実際 引きこもってしまう人には それぞれ違う思いがあると思うので
一概にどういう対応が良いかは ないとは思うけど
無差別殺人のような 事件が起こらないような 世の中になると良いですね。

2 件のコメント:

  1. 普通では考えられない思考回路が働く・・出来の良い子って発想が違うなって思わされることが多々ありますが、
    こういう発想をされるとは、困りますね。
    要するに素直じゃない、人並みじゃないという事なのでしょうね。

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    1. クロさん いつもコメントありがとうございます。
      良い子というのは やんちゃな子と違って 親や 先生の顔色を見て育ってしまって
      自分自身を のびのびとさせることができなかったので 色々 ストレスが溜まってしまって
      その解消として 家族 特に 親に 対して 大きな反抗を してしまうのですね。
      そういう事を考えると やんちゃで 大きな音でバイクとかに乗ってる子の方が健全のような気もしてしまいますね。

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