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2021年3月6日土曜日

生きている兵隊

 石川達三 著


南京大虐殺ではなく 南京へ向かう
兵隊の進軍の様子が描かれていた ルポルタージュで
発表されて即発売禁止になってしまった本です。

著者は戦時下 作家の現地特派という事で南京攻略後に 
現地に着いた。
実際の惨劇は見ていないけれど 
なまなましい事件後の様子を目の当たりにして
この本が書かれたそうです。

南京攻略のあたりの時代になると
反日感情も多くなり 非戦闘員と兵隊との区別もつかなくなり
日本兵は 神経を張り続けていた様子が
描かれていました。
そして 段々心が 壊れていく。

人の命、自分の命もとても軽くなっちゃっていく戦争。

本当に戦争って やっちゃいけないと 思いました。

2 件のコメント:

  1. 上官の命令とはいえ、殺戮したくってする人なんてそうそう居る筈はない。
    当然心は壊れて行く人、続出したでしょうね。

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    1. クロさん いつもコメントありがとうございます。
      そうなんですよね。
      今回壊れちゃった人は 医学生でした。
      本来ならば 命を救うべき人なのに、、、壊れていく。
      むしろ 壊れた方が 生きやすかったかもしれませんね。 
      こんなことをしてはいけないと思っていても 逆らうと上官に自分が殺されるので 従わなくてはならないし。。。そんな 記憶を背負って 生き続けていくのは 本当に大変だったと思います。

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