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2020年5月10日日曜日

チョコレートドーナツ (2012) ANY DAY NOW

出演 アラン・カミング  ギャレット・ディラハント  アイザック・レイヴァ

1970年代のアメリカの実話をもとに作られた映画でした。
ゲイカップルに ダウン症の子供という 
マイノリティの主人公。

あるゲイの男性の隣に住んでいた
シングルマザーとダウン症の男の子。
ある日お母さんが 麻薬で捕まっちゃう。
子どもは勿論施設に。
ゲイの男性は 知り合ったばかりのゲイに目覚めたばかり?の弁護士の男性に
協力を求めて 男の子を 養育する事ができるようになった。
全て上手くいってるように思えたが・・・

この時代は ゲイのカップルでというのは
世間では認められていなかったのでしょう。
引き裂かれてしまいました。

この後 裁判で取り戻せるかと思っていたら・・・・

悲しい結果になりました。

マイノリティである 辛さというか
社会の理不尽さ。

杓子定規で動く人達に見せてあげたい映画です。

この先 ラストの内容に触れる事書きますので 映画見たい方は読まないで下さい。

自分達は 正しいと思ってやる事が 本当に正しい結果になるのか?
男性カップルの親に育てられる子供は 不幸になる。
薬中でも 母親が育てるのが 正しいと ジャッジした 人々。
それらは そちら側の主観で見ているだけ。

3人で 幸せに暮らしていたのに引き裂かれてしまいました。
ダウン症の男の子は 薬中の母が薬と男性に溺れて 家から出されてしまい、
街を彷徨って 最後には亡くなってしまいました。
彼が亡くなった事は カップルにとって 命を救えなかった悔しさも 含めて
大きな心の傷になったのだと思います。
どこまでが 事実で どこが脚色かわかりませんが
良い事と思って やる事が 本当に良い事なのかどうか
反対の立場から見るという事も必要なのではと
考えさせられる映画でした。

悲しくて 悔しい 映画です。



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