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2020年4月28日火曜日

さざなみ (2015) 45 YEARS

出演 シャーロット・ランプリング トム・コートネイ

結婚45周年の 妻が主人公。
お祝いのパーティーをやる 一週間前に
夫に スイスから 手紙が届く。

それには 結婚前に付き合っていた彼女の遺体が発見されたと書かれていた。
夫は 当時彼女と登山していて 彼女はクレパスに落ちてしまった。
と 言った。

ここから 歯車が狂い始めた。

ラストまで 書いてしまいそうなので
興味のある人は ここまでで おしまいにしてください。



夫の頭は その彼女の事がいっぱいになる。
妻曰く 夫は一つの事が気になると 夢中になって
他が見えなくなるそうだ・・
そこが魅力だったが。。。。

夫婦には子供がいないので
今更ながら 家の中には 飾る写真などない。
心にぽっかり穴があいたような気分の妻の事など気にせず
スイスへ行く事を考えたり
屋根裏に置いて置いた 彼女の写真を見たりという行動が
妻の心を傷つける。

ある夜 彼女がもし死ななかったら
と聞くと 夫は 結婚していたと思うと 答えた。

こっそり妻は彼女の写真のスライドを見ると
彼女は妊娠していた。
かなり ショックだった。

我慢していたが パーティの前日に
妻は 辛い心の内を夫に言うが・・・・
夫は鈍感なのか??
彼女は過去の事だから 関係ないと言い切る。

妻から
パーティーでは仲良しを 装って欲しいと夫に頼んだ。

パーティーの朝
妻より早く起きて 朝食など作ったり
甲斐甲斐しく動く夫。
でも なんとなく冷めてる妻。

盛り上がるパーティの最後に
夫から妻への感謝の言葉。

多分 この一週間がなければ
妻は 号泣していただろう。

ラストダンスでは 夫は妻への愛情たっぷりの動作。
しかし 妻は 心が 遠くに行ってる。

この妻の方って 
とっても素敵な雰囲気なのですよね~~
普段着をかっこよく着こなしていて いいなぁって 思って見ていました。

45年も一緒にいたけど
結局のところ 夫は 妻の心を何一つわかっていなかったのですね。
自分中心で 良く言えば 嘘をつかない正直な人なんだろうけど
昔の話を平気でしたり 
出逢う前とは言え 結婚を考えていたとか
って 言っちゃうのはね~~
しかも 旅行代理店まで 行ってしまうとなると 
これは 奥様を傷つけるでしょ~~

この後 二人は 夫婦を続けるのか?
あるいは 別々の道をいくのか?
多分 夫婦という形で 過ごしていくのでしょうね。

さざなみっていうタイトルは、
夫が彼女を撮った写真が 湖?海?が 背景で
それを見ていた 彼女の心に 波音が響いていたシーンからついたのだと思います。





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