時代は明治維新から戦後まで。
場所は樺太。
北海道に行ったことはあるものの
アイヌの人たちの生活など見たこともないし
文献など読んだ事もないので
どういうものなのだろうと
友人らの紹介もあって 読んでみました。
まず最初に くじけそうになったのは
アイヌの人の名前。。。
一度では覚えられない。
けど この本では主人公の他 皆さん個性的な名前なので
なんとなく オッケーでしたが
外国人の名前が・・・
あれ、誰だっけと 初めの登場人物のリストをめくりつつ読みました。
アイヌの人達が最初に故郷を追われて
でも 和人(日本人)と 共存をしていったけど
その後 戦争で その土地も奪われていく。
人はどうして 他の人を虐げてまで 自分の土地を増やそうとするんだろう。
それが 結局は大きな争いになって
戦争になって 土地どころか
命を失う事になる。
この本では その命だけではなく
言語というか 文化までも奪われていく様子がわかる。
日本だけではなく アメリカや オーストラリアも 先住民の人たちを下に見て
自分たちの言語を押し付けて 従来の文化や生活習慣は 野蛮だと決めつけて
自分たちと同じ生活様式を強いる。
なんか しみじみ 人のエゴというか 嫌だなぁって 思う本でした。
今回 コロナで 文化.芸能が すたれていってしまうような傾向になっているので
改めて 残しておかねばって 思える本でした。
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