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2020年4月14日火曜日

ペスト

カミュ全集 4 
宮崎嶺雄 訳    

図書館には 今どきの本ではなく
古いカミュ全集しかなく 文が難しかった。
(1972年発行)
文字も小さく 二段構成の本だったし 
内容も楽しいものではなかったので
かなり時間がかかってしまった。

ペスト発生当時はまだなんだかわからない状況だった。
しかし どんどん発生してきて 街を封鎖することになった。
だから 離れ離れになった 家族などもいて 脱走を試みた人もいた。
ペストに対して
多くの人は 疫病がやがて終息し 自分たちは家族もろとも助かるであろうと 望みをかけていた。
ペストは不愉快な訪問者、 元来やって来たものである以上 いつかは立ち去っていくべき訪問者であるにすぎなかった。おびえていたが 絶望はしていなかった。

こういうくだりを読むと 今のコロナに対する 
私たちのようですね。

長期戦になって 命がけで 医者をサポートする人たちもでてきた。
そして どんどん人が亡くなり
その埋めるところも 少なくなっていった。

結局長期の封鎖で 会いたい人にも会えず
一人で亡くなる人もいたし
自分は生き残ったけど 病気で療養していた妻がなくなってしまったとか
悲しい別れもあった。

本の中では血清で 収まり
開門となって 皆喜んだけど。。。。

現在のコロナでは どうなるんだろう。。。

自粛がどのくらい続くかわからないけど
昔のこういう街のように 門閉めちゃえばいいっていう時代の方が 
人の動きを抑えられて良かったのかもしれませんね。


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